固定資産売却損・益

固定資産売却損・益

この記事は仕訳を解く際に必要になる勘定科目「固定資産税売却損・益」について書かれています。

別記事で説明した建物車両運搬具備品は有形固定資産と呼ばれますが、この有形固定資産を売却して現金化します。

その時に生まれる差額の「損・益」を計上する際に使う勘定科目が固定資産税売却損・益と言います。

 

固定資産税売却益が増えれば収益の増加、減れば収益の減少となります。別記事(借方・貸方の増減のルール)参照のこと

固定資産税売却益が増えれば貸方(右側)に記載し、減れば借方(左側)に記載するというわけです。

 
固定資産税売却損が増えれば費用の増加、減れば費用の減少となります。別記事(借方・貸方の増減のルール)参照のこと

固定資産税売却損が増えれば借方(左側)に記載し、減れば貸方(右側)に記載するというわけです。

 
 

 

問題を解いてみましょう。

 

問題

A君はかねてより購入していた備品(取得原価100,000円、残存価格10%、耐用年数5年)を2年間使った時点で売却した。

(減価償却は去年1回したのみである。)売却額は現金で70,000円を受け取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答え

①現金      70,000 / ②備品      100,000

③減価償却    18,000 / ⑤固定資産売却益   6,000

④減価償却累計額 18,000 /

 

解説

1年間使った備品を売却した仕訳である。

① 売却額を現金で70,000円で受け取ったため、資産の現金勘定が増加した。そのため借方(右側)に記入する。

② 備品勘定を売却したため資産勘定の建物が減少した。そのため、貸方(右側)に記入する。

③ この備品は、去年使った1年間と今年使った1年間の2年間の減価償却を行わなければならない。

去年の減価償却は減価償却累計額で計上しているため、今年の減価償却を行えばよい。


減価償却費の計算


18,000 = 【100,000(取得原価) - 100,000(取得原価) × 10%(残存価格)】 / 5年(耐用年数)


④ 去年の減価償却費分である。去年の減価償却費分を今年の減価償却費分に加算して計上してしまうと、わからなくなってしまうので
  ここは、去年の分と今年の分に分けるという意味をこめて減価償却累計額と計上します。

⑤ 仕訳とは借方(左側)と貸方(右側)との数字の合計額が同じにならなければなりません。(貸借平均の原則)
  この時点での借方の合計額は106,000円。貸方の合計額は100,000円。
  この差額を埋めるため、固定資産売却益を計上します。

※ もし、貸方(右側)より借方(左側)のほうが大きい場合は固定資産売却損となります。

 

自分に合った学校を探そう


通学オススメ学校
授業はリアルで受けたい!学校に通学したいという方はこちら!!

通信オススメ学校
自分のペースで、ゆっくりじっくり勉強したいという方はこちら!!


タグ

2010年11月20日|

カテゴリー:仕訳, 簿記3級 必須勉強項目